オンラインでの集客を考える上でFacebookとInstagramはもはや外す事の出来ない媒体です。Facebook広告は運用型広告を始めたばかりの運用者であってもある程度理解しやすく一見簡単に運用出来る気がしてしまうのですが、シンプルだから難しい部分があるのも事実です。ここではそんなFacebook広告をより効率良く運用出来るツールをご紹介したいと思います。

Madgicx

Madgicx

Madgicx」はFacebookとInstagramのSNS広告とGoogleのディスプレイ広告をAIや機械学習を通して簡単に効率良く運用するツールとなっており、広告キャンペーンを自動的に管理・最適化することができます。AIを使った一部の機能はまだ開発をしている旨が管理画面にも記載があるのでまだまだ発展途中のツールで有ることは間違えないようですが、ターゲティングオーディエンスを設定する部分やFacebook広告の肝の広告クリエイティブを設定する部分の機能などは非常に優れておりそれだけでも利用してみる価値があるのではないかと思います。

管理画面構成

< Essentials >

< Targeting >

< Creatives >

< Automation >

管理画面のメニューは上記の4つのカテゴリーに分かれており、Targeting以下の3つのカテゴリーでそれぞれAIを使った集客施策を実施する事が可能になっています。やはりFacebook広告のキーになるターゲティングの設定をする部分がメニュー的にもボリュームが多くどんなターゲット層に向けた広告が一番刺さるかかをデータを見ながら設定する際には役に立つ指標が盛りだくさんとなっています。
またComing Soonの部分はまだメニューが選択出来ない状態になっている為、2021年7月現在では利用することは出来ない状態ではありますが、まもなく機能が開放される事が予想され、本格的なほぼ全自動AIツールとして利用出来るのは今後に期待と言った感じとなっています。

Essentials

Essentialsは基本的には広告にまつわる全てのデータを見る事が可能な機能になっておりFacebook広告とGoogle広告に分けて見ることが可能です。Facebook広告のDashboardを例に取り解説をしていきます。

< ARR Dashboard >

一番上に来るものとして「ARR Dashboard」と言うのがあります。ARRとは「Acquisition, Retargeting and Retention」の頭文字を取った言い方で「獲得用のターゲティング、リターゲティング用のターゲティングそしてリテンション用のターゲティング」という様に分けて指標を細かく確認する事が出来ます。「Amount Spent」や「ROAS」と言った文言の横に「▼」があるようにここで指標を選択して別の指標を設定し確認することも可能になっています。

続いて表示されるのは「Strategy Status Overview」という部分でAARの「Acquisition」「Retargeting」「Retention」別でそれぞれの指標を任意のKPIで確認する事が可能です。

< Strategy Status Overview >

サンプルでは「Retention」の項目は使っていませんが、「Acquisition」と「Retargeting」の部分を見て頂ければだいたい想像がつくのではないかと思います。上記のAARの指標を可視化してよりビジュアル的に伝わりやすくする場所だと考えられます。

< Strategy Status Drilldown >

「Strategy Status Drilldown」も上記2つのグラフを各AAR毎によりKPI同士の相関関係などをより視覚的に観察できる機能と言った所でしょうか。確かに時系列で別のAARで複数のKPIを可視化出来るというのは便利な気もしますが、Y軸の単位が近しいモノ同士を比較しないと数字が小さくなり過ぎてしまいます。そう考えると「Strategy Status Overview」の表だけでも良いのかもしれないですがまだ機能を完全に理解出来ていないので起こる問題なのかも知れません。

続く