スポンサープロダクト広告とは?

スポンサープロダクト広告とは検索連動型広告の一種です。Amazon内で行われる商品検索の検索結果に広告が表示されます。特定のキーワードに基づいて広告対象商品の露出を高めることが可能です。

スポンサープロダクト広告では一般的な検索連動型広告と同じように消費者がAmazon内で検索を行った際に検索結果の一部として対象商品の広告が表示されます。検索という消費者の能動的な行動に連動しているためニーズが顕在的で成果に結びつきやすい広告メニューと言えます。

スポンサープロダクト広告の掲載位置
スポンサープロダクト広告検索結果内に表示されます

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Amazonで広告を配信する理由

Amazonという超大規模オンラインショップの中で、消費者が商品を探し出しやすくすることがAmazonで広告を配信する理由です。

スポンサープロダクト広告の仕組み

スポンサープロダクト広告では、広告を表示したいキーワードにオークション方式で入札が行われます。オークションの結果、広告が表示された場合、広告がクリックされるごとに料金が発生します。

スポンサープロダクト広告はユーザーが検索したキーワードに対して即座に自社の商品を表示する事が可能でコンバージョンレートも高く売上に直結する広告手法と言えます。

スポンサープロダクト広告の配信方法

セラーセントラルの広告管理画面で広告キャンペーンを作成します。キャンペーンの作成時に、広告の対象とする商品を選択し、広告を表示させる対象のキーワードを指定します。その際、広告の配信に必要な予算も併せて設定します。

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広告予算の考え方

スポンサープロダクト広告に限らず、広告に必要な予算はアプローチの方向性次第で変わります。販促費ありきのアプローチであれば捻出可能な予算に応じた広告の配信量を創出できますが見方を変えると予算次第の配信しかできないという捉え方もできます。他方、販売目標ありきのアプローチであれば、そこから逆算して必要な予算を算出する必要があります。

例えば、広告対象商品の販売目標が100個だとします。その場合、100個売るためにはページに何人の消費者を来訪させる必要があるか?1人の消費者を連れてくるあたりいくらかかるか?連れてきた消費者はどの程度の割合で購入に至るか?といった事から逆算して広告予算を算出する必要があります。

スポンサープロダクト広告を含むインターネット広告では、広告の表示回数 → ページの表示回数(広告のクリック数) → 商品の購入数という具合に最終的に購入に至る消費者の数が絞り込まれますが、次のように分解して考えることで必要な広告費をシミュレーションすることができます。

ページに来訪した消費者が購入に至る割合の事をコンバージョン率と言います。100人来訪して10人が購入に至る場合のコンバージョン率は10%です。

コンバージョン率が10%であると仮定して、販売目標の100個を達成する場合には、100個÷10% = 1,000人のページ来訪が必要です。

そして、1人の消費者あたりの広告経由での来訪費用の事をクリック単価と言います。1クリックで平均100円の費用が発生していたとすると、1,000人のページ来訪を確保するためには、100,000円の予算が必要という事になります。

なお、消費者が実際に商品を買うかどうかは広告の出来不出来には依存せず、商品そのものの魅力や説明の仕方、価格やレビュー、或いはライバルセラーの動向などに依存します。つまり、商品購入の割合であるコンバージョン率は商品次第の側面が強いという点には注意が必要です。

コンバージョンレートの考え方

仕入れ原価や販売価格との関係もあるので一概に何パーセントが良いとは言えませんが、数百セラー様のアカウントを見てきた結果としてコンバージョンレートが10%を超えてきたら順調と言えると思います。